2008年04月01日

道化の町

道化の町 (KAWADE MYSTERY)

  •  ジェイムズ・パウエル森 英俊白須 清美

  • 販売元/出版社 河出書房新社

  • 発売日 2008-03

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短編集が三冊も出たせいでジャック・リッチーがちょっと食傷気味になるという我が儘病が発生したわけなんだけど、まあ仕方がない。
で今回、ジェイムズ・パウエルの短編集が出た。
表題作の「道化の町」はこの間、『山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー』で読んだばかりだったのでちょっと期待をしていたんだけれども、これが期待を受け止めてくれるだけの面白さだった。
ジャック・リッチーがあくまでミステリという大枠からはみ出さないでいるのに対してジェイムズ・パウエルは、はみ出るはみ出る。まあとにかく、そこまでやるかというくらいに物語にいろいろなものをくっつけるのだ。
ジャックと豆の木の後日譚である「魔法の国の盗人」などは後日譚である必要がないほどその世界を作り込んで、その上でさらにその物語自身にとんでもないエピローグを用意するのである。まったくどっちが後日譚なんだか。
「詩人とロバ」では十年という期間を与えてくれればロバに会話をさせてみせると王様に大見得を切ってしまった詩人の物語なんだけど、期日がきて王様に言い訳をし始めるのだが、これが物語になっておりしかも入れ弧構造となっているのでどんどんと内側に入っていく。それでいてその物語が何かの役に立つのかといえば対して役に立たない。作者自身が書いてみたかったから書きましたといった感じでもある。
そんな人を食ったような話があるかと思えば、「最近のニュース」は衝撃のラストめがけて一直線の直球だったりするし、どうしてそんな結末に向かうのだと作者に問いつめたくなるような「時間の鍵穴」なんて話もある。
というわけで無駄に凝りまくった話が実に素晴らしい。  

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2008年03月27日

蒸気駆動の少年

蒸気駆動の少年 [奇想コレクション] (奇想コレクション)

  •  ジョン・スラデック柳下毅一郎

  • 販売元/出版社 河出書房新社

  • 発売日 2008-02-19

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こうして読み終えてみると、やっぱり自分はSF作家としてのスラデックよりはミステリ作家としてのスラデックの方が好きだと言うことがよく判った。
なんだかスラデックのふざけ具合がどうも自分の好みからちょっとだけずれているんだよなあ。
感触としては筒井康隆に近い感触なんだけれども、筒井康隆をもっとあっさりとさせた感じかな。おそらくその差の部分が好きか嫌いかの分かれ目になっているのだろうなあ。
しかし、なんだかんだ言っても全23編も収録されていると、一つ一つの短編は短いもののかなり読み応えがある。そもそも、わけのわからない話やら、ただ単純に言葉遊びに終始している話もあったりするので、そのあたり真面目に受け止めようとすると疲れるのだ。
スラデックというと不条理ギャグといったイメージが強かったんだけれども、今回はそういった話はわりと少な目で、スラデックにしてはわりとまともな話というか、こんな話も書いていたんだというような話が多いので、ちょっとは安心して読むことが出来たのがよかったよ。
  

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2008年02月13日

猫のパジャマ

猫のパジャマ

  •  レイ・ブラッドベリ中村 融

  • 販売元/出版社 河出書房新社

  • 発売日 2008-01

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本に耳が付いているせいでついつい買ってしまったけれども、やはり読んでいて悲しくなってしまった。
『塵よりよみがえり』を読んで愕然としてしまった事があったのでもう新作は読まないことにしていたんだけど、書いたっきり未発表のまま書斎に眠っていた1940年代から1950年代にかけての作品と、2000年以降の作品とが入り交じった短編集だというせいもあって読むことにしたのだ。
少なくとも1940年代の作品は輝いているだろうと思ったのである。
しかしなあ……。なんだか変なのだ。
そこに書かれているのは確かにいつも通りのブラッドベリの世界だ。
でも輝いていない。
この本の冒頭で、ブラッドベリは「ピンピンしているし書いている」と語っている。そう、ブラッドベリはちょっと年老いてしまったけれども、何も変わってはいないのだ。むしろ変わってしまったのは自分の方なのである。
いつの間にか僕はブラッドベリを卒業してしまっていたのだ。そう気付いたとき悲しくなった。
いつか年老いたとき、『火星年代記』をもう一度読み直してみようと思い続けていたのだが、この本もおそらく、あの頃のように輝いてはいないのだろう。  

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2008年01月28日

ナツメグの味

ナツメグの味 (KAWADE MYSTERY)

  •  ジョン・コリア/

  • 販売元/出版社 河出書房新社

  • 発売日 2007-11


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千の脚を持つ男 怪物ホラー傑作選』に収録された「船から落ちた男」を読んで、ジョン・コリアに対するイメージががらりと変わったんだけれども、こちらを読んだら元通りになってしまった。
不気味な話だったり、バッドエンドな話だったりしてもジョン・コリア語る物語は明るく、けっして陰惨にならないのだ。
「夜だ!青春だ! パリだ! 見ろ、月も出てる!」なんかは殺人鬼のトランクケースの中に男女二人の人間が入り込むという非常に変な話なんだけれども、脳天気なくらいに明るくそして何よりもセンスが光っている。
「異説アメリカの悲劇」だって、主人公は生きながら腹を切り裂かれ解体されるけれども、主人公は最期までもの凄く脳天気である。
それ故に、不幸な結末になる話は読み終わった後で不思議な余韻を残す。個人的にはそのあたりがちょっと不満だったりもするんだけれども、それはやっぱりジョン・コリアとは相性が合わないってことなんだろうなあ。
もっともそのギャップの部分が楽しいのであってハッピーエンドになる話は逆に物足りなく感じてしまう。  

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2007年12月10日

[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ

[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ (奇想コレクション)

  •  シオドア・スタージョン/

  • 販売元/出版社 河出書房新社

  • 発売日 2007-11


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企画段階に入っていたのは知っていたけれども、晶文社が路線変更をしたために一時はどうなるのかと思っていた若島正編スターション短編集の第二段がこうして無事に世に出ることができたのは喜ばしいこと。
表題作が長めの中編なので収録作品数はコニー・ウィリスの『最後のウィネベーゴ』に続く少なさというのはちょっと物足りない部分もあるけれども、このぐらいの長さの物となるとなかなか本としてまとまる機会が少ないのでどちらを採るかは悩みどころなんだよなあ。
さすがにこれだけ短編集が出るとそろそろ落ち葉拾い的になってきた感じで、表題作なんかは確かにボリューム的には読み応えがあるけれれども、うーむ……。
あらすじだけ抜き出してしまうと、いろいろ悩んでたけど火事場の馬鹿力をだしたら何だかみんなうまくいってしまいました、という話でまあ、あらすじだけを抜き出してもあまり意味はないんだけど、これだったら「孤独の円盤」と「タンディの物語」を読めばいいんじゃ無いかという気分にもなってしまうんだよなあ。
むしろ「午砲」や「必要」の方が個人的には良かったわけで、解説にもあるように「必要」はこれこそスタージョンだという話。もっとも「ニュースの時間です」のような例もあるからスタージョン以外には書けないとは言いきれないんだけどさ。  

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2007年10月23日

ダイアルAを回せ

ダイアルAを回せ (KAWADE MYSTERY)

  • その他 駒月 雅子/

  •  ジャック・リッチー/

  • 販売元/出版社 河出書房新社

  • 発売日 2007-09


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三作目ともなるとマンネリ気味となってしまうのは仕方ないことだが、それを差し引いても、やはり似たようなシチュエーションが続いてしまうので、雑誌掲載の中で一編だけ掲載されるのと違って、一冊の本としてまとまってしまうとちょっと食傷気味でもある。意外と引き出しの狭い作家だったのかもしれない。
前作で一編しか収録されていなかったので非常に残念だったカーデュラ物は今回は三作収録されていたので楽しみにしていたんだけど、いざ読んでみると物足りない。このシリーズの面白いところはカーデュラが何物であるのか、読者にはわかりきっているのにあくまでしらをきりと押しているという部分なので、飽きるのも早いんだよなあ。
それに比べるとターンバックル物は、メインの事件ではなくって別の事件を解決してしまったり、僅差で他の人間に事件を解決されてしまったりと意外とバリエーションが多くて面白い。中には自分で事件を解決してしまう話もあるのだが、そういう事件に限ってそのまま闇に葬らせて置いた方が良いと、真相を明らかにしないでおくのである。
なのでせっかく真相を見抜いても表面上は事件を解決できない刑事のままでいるのだ。  

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2007年10月08日

悪魔の薔薇

悪魔の薔薇 (奇想コレクション)

  •  タニス・リー/

  • 販売元/出版社 河出書房新社

  • 発売日 2007-09


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<奇想コレクション>でタニス・リーってのは意外な選択だったんだけど、まあ面白い本を読むことが出来るのならば「奇想」でなくったって構わないか。
作品の並び順がちょっと凝っていて、というか中村融の編んだアンソロジーで凝っていないものって珍しいんだけど、次第にファンタジー色が濃くなるように配置されている。
そのせいで、前半の話はあまり好みにあう話が少なく、後半のファンタジー色の高い話の方が好みだった。
といっても最初の「別離」なんかは従う立場の者から見た視点が、ああタニス・リーらしいなあと思わせる官能さが満ちあふれていてこれはこれでいいなあと思ったし、表題作はダールの「来訪者」っぽい内容でタニス・リーが書くとこうなるのかって感じでもあった。
しかし一番楽しめたのはラストの「青い壺の幽霊」で、『終末期の赤い地球』を書いていた頃のジャック・ヴァンスにどこかしら似ているなあと、にやにやして読んでいたら、解説でクラーク・アシュトン・スミスに似ていると書かれていてなるほどと思ったよ。
クラーク・アシュトン・スミスに似ているのであれば初期のジャック・ヴァンスにも似ているわけだ。  

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2007年06月06日

失われた探険家

失われた探険家

  •  パトリック・マグラア/

  • 販売元/出版社 河出書房新社

  • 発売日 2007-05


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手にとって表紙を開く前にまず裏表紙を開いて、次回刊行作品を確認したくらいなので、最初は読むつもりが無かったのだけれども、パトリック・マグラアの全短編集(今のところ)という部分でついついそのままレジへと直行。全短編集っていう言葉に弱い私ですよ。
核戦争が起こって、父親が密かに作って置いた核シェルターに避難する。しかしその家族が家族愛に満ちた家族ではなかった場合にどうなるのか、という話ではないけれどもそんな感じの展開をしていく「長靴の物語」ではいとも簡単にカニバリズムに走ってしまうくせに全然悲壮感が漂わないのは語り手が長靴だからなんだろう。
一方で、レクター博士とクラリスの関係を彷彿させるような「アーノルド・クロンベックの話」では、ミステリとしてなかなかの出来だと思うのだが、最後にズボンは汚れていなかったなどと、それまでのサスペンス感みたいなものをぶちこわすようなことをしておいたりと、この作者は真面目に物語るのを恥ずかしがっているんじゃないのだろうかと思ったりもする。もっとも、この終わり方は好きですが。
しかし、「監視」では最後の最後にとんでもない一語を加えて、恐ろしさの質を転換させてしまったりするので、一筋縄ではいかないなあ。  

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2007年06月04日

コップとコッペパンとペン

コップとコッペパンとペン

  •  福永 信/

  • 販売元/出版社 河出書房新社

  • 発売日 2007-04


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アクロバット前夜』の福永信の新作。
前作はひたすら横書きの文章をページをめくりまくって読む、という読みづらい本だったのだけれども、今回は普通の縦書きの本。
普通の縦書きだから読みやすいのかといえば全然そうではなく、そして読みづらいといっても難解な文章が連なるわけでもなく、平坦な文章が連なっているのであるのだけれども、一行たりとも気を許すことが出来ない。一行読み飛ばしをすればもうそれで何が書かれているのか判らなくなるのだ。
一ページ目では早苗という少女が図書館で本を読んでいると隣りに一人の男が座る。今まで男の人と話をしたこともないのに今、いきなり話しかけられれば耳元で声が聞こえるくらいにすぐ近くに男の人がいる。けっこうスリリングな展開になりそうなのだけれども、次のページでは結婚してお腹の中には子供がいる。その次のページに行くと早苗は死んでいて、娘が父親と話をしている。そして四ページ目で父親は謎の失踪をしているのだ。
気を抜けば小説に振り落とされる。そんな感じでもあり、凄いか凄くないかといえば凄いんだけれどもとりあえずこれ以上はこの手の話は読みたくないくらいに疲れてしまった。  

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2007年05月11日

文藝別冊 半村良

半村良―総特集 SF伝奇ロマンそして…

  • 販売元/出版社 河出書房新社

  • 発売日 2007-04


Amazon/Bk1/楽天ブックス

半村良という作家は好きな作家の一人なんだけれども、実をいうとそれほど多くの作品を読んでいるわけではない。どちらかといえばほとんど読んでいないに近い。
『妖星伝』も『岬一郎の抵抗』も読んでいないし『産霊山秘録』も積読のまま。逆に読んだことのあるものはといえば『石の血脈』『亜空間要塞』『下町探偵局』……。こうして挙げてみると、系統立てて読んでいるのではなく、その時その時で興味を持った作品をつまみ読みしているような感じだ。
などと個人的な読書経歴などどうでもいい話だが、半村良の小説の場合、その作品が面白いかどうかという以前に、自分自身がその作品を楽しむことが出来る状態になっているかどうかで読むか読まないかを無意識的に決めているようだ。
しかしそんな風にのんびりと構えていると、読みたくなった頃には絶版で読むのが困難な状況にも陥ってしまう今日この頃。この本の裏表紙にある『能登怪異譚』が絶版となっているのを見て、ちょっと焦り出したりもしているのである。
星新一 一〇〇一話をつくった人』とは違い、ムックなので評伝ではないものの、未収録作品や未収録エッセイ、対談やらなにやらとごった煮的となった一冊で、とりまとめがないようにも見えてもパッチワーク的な感じで半村良という人物が見えてくるところが面白かった。「箪笥」「雨やどり」「およね平吉時穴道行」といった定番の短編も収録されていてこれは意外とお買い得な一冊なんじゃなかろうかと思った。  

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2007年03月07日

物しか書けなかった物書き

なんでもかんでもSFにするな!って息巻いている人がいるようなんですが、ふと思い出したのがこの言葉。

What is S-F? Science Fiction? Fantasy? Yes----and much more.
S is for Science and Satellites, Starships and Space ; for Semantics, Society, Satire, Suspense, Stimulation, Surprise, above all----Speculation.
F is for Fantasy, Folklore, and Fate and Free Will ; Firmament,Fireball,Fission and Fusion ; Facts and Factseeking, Figuring, Fancy-free,and just plain Fun.


Judith Merril

そうか、なんでもかんでもSFにしてしまっちゃったのはこの人のせいだったんだ。

いや、とりあえずこの言葉好きなんで無理矢理こじつけてでも引用してみたかっただけなんですよ。

で、話は変わるけど……

物しか書けなかった物書き
ロバート・トゥーイ著 / 法月 綸太郎編 / 小鷹 信光〔ほか〕訳
  

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2007年01月24日

最後のウィネベーゴ

最後のウィネベーゴ
コニー・ウィリス著 / 大森 望編訳
  

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2006年10月31日

10ドルだって大金だ

10ドルだって大金だ
ジャック・リッチー著 / 藤村 裕美〔ほか〕訳

全然関係ないけど、巻末の奇想コレクションのページで、コニー・ウィリスの本の紹介文の最後、ローカス賞受賞の受賞の文字に女性という文字が重なって印刷されていたのが気になりました。なんなんだろうあれは。  

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2006年06月14日

元気なぼくらの元気なおもちゃ

元気なぼくらの元気なおもちゃ
ウィル・セルフ著 / 安原 和見訳
  

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2006年03月15日

ページをめくれば

ページをめくれば
ゼナ・ヘンダースン著 / 中村 融編 / 安野 玲訳 / 山田 順子訳
  

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2005年11月11日

どんがらがん

どんがらがん
アヴラム・デイヴィッドスン著 / 殊能 将之編 / 浅倉 久志〔ほか〕訳
  

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2005年06月30日

輝く断片

輝く断片
伊藤 典夫 / 大森 望 / 柳下 毅一郎 / Sturgeon Theodore
  

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