2007年08月31日

詩人の夢

詩人の夢

  •  松村 栄子/

  • 販売元/出版社 角川春樹事務所

  • 発売日 2001-02


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紫の砂漠』の続編。
一見するとファンタジーとしか見えない物語世界の根底に驚くほど骨太なSF設定が潜んでいた前作、隠されていた世界の秘密は衝撃的で、主人公の行動の結果は残酷で、そしてなによりも美しかった物語にこれ以上追加する物など無いようにも思えるのだが、まだまだ語られる物語は存在するのであった。
前作で既に世界の秘密に関しては語られてしまっているので、あれ以上の驚くべき秘密という物は存在しないのだが、主人公の人生は終わってしまったわけではなく、生きている以上は主人公の苦しみも悲しみも続くのである。
そして主人公によって明らかになってしまった世界の秘密によって、「聞く神」「告げる神」「見守る神」のバランスが崩れ、争いが起きる。細かな部分を見ていけば、疑問に思う部分も多いし、せっかくの<守る性><生む性>や<真実の恋>という設定もどこかしら置き去りにされてしまっているし、主人公は相変わらず内相的で、なおかつ我が儘だったりもするのだけれど、苦しみの果てにたどり着いた結末は不思議なことに美しく、そして胸を打つのである。  

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2007年08月03日

メシアの処方箋

メシアの処方箋メシアの処方箋
機本 伸司

角川春樹事務所 2007-05
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対象が宇宙から救世主に変わっただけで、基本的には前作と同じフォーマットで書かれていることにびっくり。前作は宇宙を作ろうとして、今回は救世主を作ろうとするのである。
まず最初に謎があって、その答えを知りたいからということでそれに向かって突っ走っていく。語り手はごく普通の知能の持ち主なので、難しい事柄に関しては他の頭のいい人間が語り手に説明してくれる形を取ってくれるので、読み手も安心。
最初から最後までひたすらディスカッションで終始するあたりも前作と同じだ。さらには、納得はいくけど驚きはないという、ある意味直球でありながらも曖昧な部分を残したままの地点に着地する答えの出し方までそっくりである。もっともこういう結末の付け方は嫌いじゃないので、満足しているんだけど不満に感じる人もいるだろうなあ。
ただ、最初に見つかったのは設計図にあたる部分だけであって、そこから生まれる物がなんなのか判らないのに、とりあえず作ってしまうあたりはちょっと強引な気持ちもしたのだけど、レムの『天の声』だって、送られてきた信号をもとになんの役に立つのか判らないけれども「蛙の卵」と「蝿の王」をつくってしまったりしたのだから、まあそういうものなんだろうなあ。  

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2006年06月08日

神様のパズル

神様のパズル
機本 伸司著
  

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2006年06月06日

モンゴルの残光

いつのまに脱稿していたのかとうとうあの「日本沈没 第二部」がでます。映画に間に合うように出てしまったのも凄いけど小松左京がほんとに書きたかった本編の部分が日の目を見ることとなろうとは思ってもみませんでしたよ。
この調子で「虚無回廊」のほうも是非ともよろしくといいたいところだけれども。

で、ようやくと言えば読もう読もうと思いながらなかなか踏ん切りのつかなかったのが……。

モンゴルの残光
豊田 有恒著
  

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2006年01月23日

紫の砂漠

紫の砂漠
松村 栄子著
  

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