2008年05月12日

ロボット宇宙船

ロボット宇宙船 (1968年) (Q-TブックスSF)

  •  A・E・ヴァン・ヴォークト

  • 販売元/出版社 久保書店

  • 発売日 1968

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原題が『The Mating Cry』なのでそのまま翻訳しては使えない事は理解できるんだけれども、その変わりになったのが『ロボット宇宙船』とは……。
いや、何ともインパクトのない題名だなどというのは読む前の話で、読み終えてみると、見事なまでにネタバレの題名なのである。
もっとも、ヴァン・ヴォクトの書いた話なのでちょっとやそっとのことではネタバレなど起こしようがないというかネタバレをしようと思うととてつもない労力を強いられることになるので『ロボット宇宙船』などというネタバレの題名をつけられてもこの物語の破壊力は微塵もしないのである
まあ、ヴァン・ヴォクトの他の話と比べると数段落ちる話ではあるが、それでも終盤における登場人物たちの仮面が次々とはがれていくシーンは圧巻である。もちろんヴァン・ヴォクトの世界なので文字通り仮面が剥がれるのである。
もう一つ特筆する点は、さすがは『The Mating Cry』とつけただけあってベッドシーンがやたらと入る点だ。無論、書かれた時代が時代なのであっさりとしているのだがヴァン・ヴォクトがこんな話を書いていたとは思わなかったよ。  


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2008年03月26日

燃えつきた水星人

箆棒な人々』では康芳夫の他に石原豪人、川内康範、糸井貫二についても書かれていた。糸井貫二はさすがに接点がないのだが、川内康範はレインボーマン、石原豪人は本の表紙や挿絵などで子供の頃から接点があったりする。
というわけで、『燃えつきた水星人』を読んでみた。
作者は、トーマス・エジソンの秘書もしていたレイ・カミングスである。
女子校のサマー・キャンプ場で生徒たちが誘拐されるという事件が起こり、記者である主人公が調査に乗り出すのだが、どうやら異星人による誘拐らしいことがわかる。そこへ謎のカプセルが地球へ飛来。そのカプセルの差出人は十年前に単独で月へと向かったまま行方不明になっていた青年で、このカプセルには青年による驚くべき警告文が入っていた。
なにしろ月へ向かおうとして失敗し水星まで行ってしまったという発端からはじまり、水星には水星人が住んでいて彼らは背中に羽を持ち空を飛ぶことが出来るのだが男尊女卑の世界で、結婚したら女性は羽を切り取られるという風習、それに対しての不満がとうとう爆発し女性たちの反政府活動の勃発とそれに巻き込まれる青年……という話が詰まっているのである。
全部で170ページほどの分量でありながらこの警告文の内容は70ページにも渡るのだ。章立てされているので、所々、「警告文はまだ続く」などという注釈はいる始末。
水星人による反政府運動が地球に関係あるのかといえばほとんど関係はなく、追放された水星人の悪人が地球の女性を誘拐しにきただけで、なおかつ水星は重力が小さいので地球人よりも力が弱いという、中途半端に正しい設定のおかげで肉弾戦になった時点であっさりと悪は滅ぶ。
おまけに裏表紙の紹介文は主人公と悪人の対決シーンの抜粋で、見事なまでのネタバレ。これを読めば悪人がどういう末路を辿ったのかがわかってしまうのだが、まあ勧善懲悪の物語なのでネタバレというほどでもないよなあ。
今更レイ・カミングスでもあるまいと思うのだが、実際そのとおりだ。表紙の絵を石原豪人が描いていなかったら読まなかっただろう。



中央にいる男が悪人なのだが、まるで江頭2:50だ。
表紙は石原豪人、そして解説は福島正実というもの凄い贅沢な一冊で、これが恐ろしいことに新刊として今でも入手可能なのだ。

ちなみに『水星征服計画』という題名の続編もある。続編はは多少はプロットが複雑になり、派手な戦闘シーンがあったりするのだが、そのせいでかえってまともなSFになりすぎてしまい、前作と比べると今一つ面白くない。
  

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2006年11月13日

終末期の赤い地球

終末期の赤い地球
ジャック・ヴァンス作 / 日夏 響訳
  

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2006年05月30日

超人集団

超人集団
レイモンド F.ジョーンズ作 / 矢野 徹訳
  

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2006年03月22日

運命号の冒険

世界中でたった一人を除いてそれ以外の人にとってはどうでもいいことなんですがこのBlogも一年続きましたよ。しかしたった一人の自分でさえも、まあよくがんばったなオレ、という気持ちにさえさっぱりならないので、ひょっとしたら誰にもまったく望まれていない文章を書いているんじゃないだろうかというような気にもなってきました。
ちなみに、はてなアンテナとかに捕捉されるようになったんですが、このBlog、毎週月曜から金曜日まで12:30頃にだいたい更新されます。

運命号の冒険
デイヴィッド・グリンネル作 / 宮田 洋介訳
  

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2006年02月01日

アメリカ滅亡

去年あたりから、「ハヤカワ名作セレクション」やら、「異色作家短篇集」やらと昔の作品が復刊されるようになりましたが、昔の本だからといって絶版になって手に入らないというわけではありません。

アメリカ滅亡
ウィルスン・タッカー作 / 矢野 徹訳
  

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