2008年02月19日

漫画ノート

漫画ノート

  •  いしかわじゅん

  • 販売元/出版社 バジリコ

  • 発売日 2008-01-25

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前作にあたる『漫画の時間』が出てからもう12年も経っていたとは……。
とにかくこの本は面白かった。
今までに多少はいしかわじゅんの漫画を読んだことはあったのだけれども、『漫画の時間』はいしかわじゅんの描く漫画よりも面白かったのだ。
なによりも実作者としての視点を中心として、批評がブレていないところが素晴らしい。
僕自身、感想などと逃げを打って、こんな駄文を書き散らしているけれども、ああ、文章そのものは下手でもいいから視点としてはぶれない文章を書きたいものだ。
それはともかくこの本のおかげで、木崎ひろすけの存在を知ることが出来たのは僕にとって一番の収穫だったのだが、あれから12年。木崎ひろすけは未完の長編二作とかろうじて完結させた長編一作を残して逝ってしまった。
この本で紹介されていた『GOD GUN世郎』をあちこち探し回り、ようやく見つけて買った書店はそれから数年後につぶれ、その跡地は古本屋になり、その古本屋も数年後につぶれ、今ではゴルフ用品店になってしまっている。
で、『漫画ノート』が出た。
とにかく分厚くて読み甲斐があったのだが、読んでいてドキリとしたというか、『失踪日記』を読んだときに心の奥底では分かっていながらも深く考えないでいた、ある真実に触れていたのがこの本の一番最後にある吾妻ひでおの話。
漫画を書くことから逃げながらもガス会社の社内報にイラストを描いていたのはやはりそうだったのだ。
業としか言いようがないよなあ、これは。  

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2007年07月12日

デイ・ウォッチ

デイ・ウォッチ

  •  セルゲイ・ルキヤネンコ/ウラジーミル・ワシーリエフ/

  • 販売元/出版社 バジリコ

  • 発売日 2007-06-20


Amazon/Bk1/楽天ブックス


前作は書店で平台の上に山積みになっているのを長いこと見続けていて、それって結局売れてないんだよなあと思い続けていたし、日本では映画の方もヒットしたという話も聞かなかったしで、続きはもう出ないものだと思っていたら出してくれました。ありがとうバジリコ。
今回はさすがにバトル・ファンタジーではなくってダーク・ファンタジーになっていたけど、どんな傾向の話なのかは承知していたので、期待どおりの展開にもう満足ですよ。
爽快感など全く無し、ただひたすらのしかかってくる重苦しさ、現実を描いているだけですでにダーク・ファンタジーとなり得ているところが凄まじいのだが、ファンタジーといえるだけまだましだと言える。
光の勢力と闇の勢力の戦い、全面戦争をすると世界が滅んでしまうので、協定を結んで休戦状態となっているという設定そのものはありふれた設定ながらも、その状態で出来ることというのが「相手より優位に立つ」ということで、決して中間の位置でバランスを保とうとしているわけではないところが非常に現実的だ。
今回は前作で光の勢力に優位に立たされてしまった闇の勢力の側が反撃をする話で、タイトルからしてそうなる話であることがまるわかりなのだが、最後の数ページになるまでそんな話になるだろうとは思えない展開をする。なので前作と同様、今回も闇の勢力の悪事が成功寸前まで行きながらも最後に失敗する話になるのだろうなあと思っていたら最後に愕然とした。多少腑に落ちない点があるのが惜しいところだけれども、作者に見事に騙されてしまったよ。  


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2006年10月03日

殺しの時間 乱視読者のミステリ散歩

殺しの時間
若島 正〔著〕
  

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2006年01月16日

ナイト・ウォッチ

ナイト・ウォッチ
セルゲイ・ルキヤネンコ著 / 法木 綾子訳
  

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