2007年10月16日

カオスの紡ぐ夢の中で

カオスの紡ぐ夢の中で (小学館文庫)

  •  金子 邦彦/

  • 販売元/出版社 小学館

  • 発売日 1997-12


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Self-Reference ENGINE』を書いた円城塔のペンネームの由来がこの本だということで、気になって調べてみたら何だかやたらと面白そうな本だったのだが、あいにくと絶版。
この本が出たのが1997年12月で、まあ確かにその当時ならばこのような本が出ていたことを知らなくっても仕方ないか、おまけに小学館文庫だし、と自分の至らなさを誤魔化そうとしたのだが自分のパソコン内に保存してある今は無き「SFオンライン」を調べたら11号でしっかりとブックレビューされていて、チェックしていたはずなのに見逃していたことにちょっと落ち込む。深く落ち込まなかったのは、この本がノンフィクションとして紹介されていたからで、それだったら仕方ないかと。
しかし、ノンフィクションといえる部分は前半80ページあまりのエッセイの部分だけであって残りはフィクションなのであるしかもSF小説。
魂を引き替えに、悪魔にこの世からカオスを無くしてくれと頼んだ学者、そして悪魔はこの世からカオスを無くそうとし始める「カオス出門」は「カオスデモン」と読むのかなと思ったら、「カオス入門」に対する「カオス出門」だということでダブルミーニングになっているのだなと、まあそんなことはどうでも良いことだけれども、「小説・進物史観」は人工進化の話なんだけれどもなにが進化するのかといえば「物語」なのである。むちゃくちゃな話ではあるのだけれども、そのむちゃくちゃぶりも楽しく物語好きにはたまらない話で、うーむ、ここから円城塔が生まれたのだと思うと妙に納得してしまうのである。
出来ることならば、『Self-Reference ENGINE』を書いた円城塔が覆面作家で謎の人であったらもっと楽しめたのになあ。  

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2005年09月22日

この胸いっぱいの愛を

伊坂幸太郎の「魔王」が10月下旬発売の予定となりましたが、「邪魅の雫」で勇み足をした講談社なのでちょっと信用できません。そういったことを抜きにしても今、伊坂幸太郎の本を猛烈に読みたいのかと言われるとそうでもないので、気長に待つことにします。もっとも新刊の心配をする以前に、積読本の山の心配をする方が先ですよ。


この胸いっぱいの愛を
  

Posted by Takeman at 12:30Comments(0)TrackBack(1)小学館文庫