2007年06月01日

大正野球娘。

大正野球娘。

  •  神楽坂 淳/

  • 販売元/出版社 徳間書店

  • 発売日 2007-04-17


Amazon/Bk1


ここのところ長い話ばかり読んで来たので何か短くって何にも考えずに楽しめる本がないものかと思ったところで、タイミング良く出版されたので読んでみることにしました。日本版『プリティ・リーグ』かなといったところで。
時は大正十四年、ふとしたことで男子と野球の試合をすることになった主人公たち女学生。しかし彼女たちは野球などしたこともないどころか見たこともない。もちろんルールも知らないし道具も無い。さてどうするのか……。
というところで、大正時代の雰囲気もそれなりに出ているし、それなりに悪くはないのですが、特訓のために大リーグ養成ギプスみたいなものを作ってしまうは、スパイクシューズや金属バット、はたまたピッチングマシーンまで作ってしまうところまでいくとちょっと興醒めしてしまいました。
まあ、そこまでしないとまともに戦うレベルに到達しないとわけでやむを得ないのだけれども、もう少し違うところで勝負をして欲しかった気持ちもあるというのはやっぱりそれだけ期待をしてしまったからです。
もっとも肝心の試合は次巻へと持ち越しなので、終わりよければ全て善しとなってもらいたいものですが、金属バットを使っても相手チームは何にも言わないところをみると、ちょっと期待感を下げた方がいいのかも。もっとも金属バットやスパイクなど、この時代に存在するはずもなかったアイテムが歴史の闇に消えてしまった理由などがしっかりと説明されていたとしたら絶賛したいところです。
偏奇館先生こと永井荷風が登場しているあたりは何かの伏線でもあるのかな。  

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2005年11月24日

玉響荘のユーウツ

玉響荘のユーウツ
福田 栄一著
  

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2005年04月06日

神狩り2


出ると予告されてから3年、2年たったあたりからもうあきらめていたのですが突然出てしまいました「神狩り2」です。
熱心な山田正紀読者ではないのですが、あの「神狩り」の続編が出たとなるとSF者としての血がさわぎます。

で、読み終えました。

まぁ期待値が高くなりすぎたってやつでしょうか。

いや、そらもう生頼範義の表紙がかっこいい、あとがきもかっこいい、初っぱなからかっこよく始まるし、全編かっこいいんです。
でもなんか、かっこいいシーンだけってかんじで、物語がすっぽり抜け落ちているんです。
神の正体が見え始めた後半はしびれたのですが、その後が駄目でした。
もちろん、そんなものを期待するほうがおかしいといえばそれまでなんですが、「13の関係代名詞に2つの論理記号」とか「想像できないものを想像する」って言葉にしびれた身としては、もっとすごい物語を期待してしまいます。
なんというか、前作のラストで登場した火星の話に関してはまったく触れられていないし、前作の主人公は抜け殻となった敗残者として描かれているしで前作の後を継ぐつもりが全くないスタンスで書かれたような気がします。  

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