2008年05月19日

ミステリクロノ(3)

ミステリクロノ 3 (3) (電撃文庫 く 6-9)

  •  久住 四季

  • 販売元/出版社 アスキー・メディアワークス

  • 発売日 2008-04

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今回は身につけた者を自乗の速度で時間退行させてしまうというアイテムが登場する。者だけでなく物でも可能なのかどうかはわからないが、今までのアイテムは過去に戻る時間の制限があったのに対して、今回は無制限というか最終的にこの世から消えてしまうまで退行してしまうので、とんでもなく恐ろしい代物だ。
さらに自乗の速度で退行してしまうという点も恐ろしいのだが、残念なことにそのあたりはあまりサスペンス的な要素としては絡んでこない。というか、シリーズ物である以上、最終巻でない限り主要キャラクターが消滅することなどありえないのでやむを得ないのだが、変にタイムリミットがある分だけ、いつにもまして主人公の超人的な洞察力と推理力が目立ってしまうのが残念。
さらには、主人公の祖父も一連の騒動に絡んでいそうな気配がする上に、主人公以外の人間がクロノグラフの存在について知りすぎていたりとメインの謎は解決しても、それ以外の部分で謎が多すぎるのも不満な点だ。もっとも今回はあくまで中継ぎという役目に過ぎないと考えれば、別に不満など抱く必要もないのだけどもね。
しかし、時間退行のクロノグラフを拾った人間がどうやってその効力を知ったのだろうか、それが一番の謎だ。  
タグ :久住四季

Posted by Takeman at 12:30Comments(0)TrackBack(0)電撃文庫