2005年10月20日

創元推理の近刊2冊

Lazyさんのところで、森雅裕の「モーツァルトは子守唄を歌わない」が絶版という文章を見て、こいつは乱歩賞を取っているから講談社の乱歩賞全集に収録されているはずで、絶版じゃないと思い調べてみたらびっくり仰天。
第31回乱歩賞に東野圭吾の「放課後」と同時受賞だったのに、「江戸川乱歩賞全集 15」にも「江戸川乱歩賞全集 16」にも収録されていません。
作者と講談社の間にかなりの確執があったのは知っていましたが、全集に収録されないとは…。

若竹七海の「心のなかの冷たい何か」がとうとう文庫化されます。14年ぶりですよ。この本と「水上音楽堂の冒険」はかなり手を入れないと文庫化したくないという話を耳にしていたのですが、こうして文庫化されるということはかなり手を加えたということでしょうか。
思い起こせば「ぼくのミステリな日常」を読み終えた後、「心のなかの冷たい何か」を読もうかどうか考えたのはいいけれど、題名だけで判断して前作とは別系列の話じゃないかとかってに判断してそのまま読まずじまい。はたしてそれが良かったのかどうか。
エドモンド・ハミルトンの「反対進化」に続く第二段、幻想怪奇偏「眠れる人の島」もようやく登場。ハミルトンといえばスペース・オペラなのだけれども、河出書房新社の「フェッセンデンの宇宙」の収録作が意外と面白かったので、これも楽しみ。どちらも近刊なので気長に待つこととしましょう。



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この記事へのコメント
はじめましてTakemanさま、
Lazyさん経由でやってきましたまるひげと申します。
森さん、講談社と確執あったのですか…。それにしても全集に載せてもらえないというのはご無体な仕打ちですね。
Posted by まるひげ at 2005年10月21日 09:04
まるひげさん、こんにちは。
私は読んでいないのですが、森雅裕の「推理小説常習犯」がそのあたりを
暴露した本です。講談社というよりも出版業界全体に対する暴露話みたい
な内容のようなのでおすすめはしませんが…
面白いのはこの本、文庫化されたとき、講談社から出たことです。
講談社+α文庫なので、ミステリーとは部署が違ったせいなのかな。

全集に収録されていないのはたぶん作者の方が断ったんじゃないでしょう
か?
Posted by Takeman at 2005年10月21日 10:19
 はじめまして。
 エドモンド・ハミルトンの短編集が続刊されるとのことですが,「反対進化」,「フェッセンデンの宇宙」に収録されているもののほかに,まだ眠っている名品があるのでしょうか。それにしても,これだけバンバン出せるのも,ある程度売れてるんでしょうかねえ。
Posted by おおぎょるたこ at 2005年10月21日 23:26
おおぎょるたこさん、はじめまして。
名品が残っているかどうかはわかりませんが、私は「時果つるところ」が
復刊してくれることを祈っています。
「虚空の遺産」が文庫化されたので、次は「時果つるところ」だと、待ち
続けて幾年月…結局文庫化はされませんでした。
Posted by Takeman at 2005年10月24日 10:51