終末のフール

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終末のフール
伊坂 幸太郎著


いろいろな事情と思うところがあってもうひとつブログを作りました。 新しいブログで書いていることは、他愛もない書きなぐりの文章になってしまっていますが、興味のある方は新しいブログの方も見てやってください。 もうひとつのブログ --> abandonné cœur.

 
この記事へのコメント
ぼくもこの作品読んでいて、マシスン『終わりの日』を思い出しました。短編ひとつひとつだと、巧いけれどそんなでもないな、という感じでしたが、連作の重層効果で、読み終わったときは、かなり満足感が得られました。
社会の混乱が一通り収まった後の世界、という設定もなかなか良かったと思います。個人的には混乱の真っ最中を描く破滅SF風の展開も非常に好きなのですが。
そういえばマックス・エールリッヒの『巨眼』という作品が、やたらと設定が似てるんですけど、作者はたぶん読んでないですよね。
Posted by kazuou at 2006年04月03日 20:33
マックス・エールリッヒの「巨眼」なんて、凄いもの読んでますね。私もこれ、名のみしか知らないんですが、作者の年齢的に言って読んでないんじゃないでしょうか。
Posted by Takeman at 2006年04月04日 16:25
こちらもTBさせていただきました。
僕は海外ものに偏ってるので、Takemanさんが挙げておられる、日本の作品は全然読んでないんですよね。小松左京クラスだと別だけど、日本人がこの手のジャンルを書くと、どうもこじんまりしてしまうような気がして。まあ偏見ですが(笑)。
『終末のフール』は、もう設定を聞いただけで買いでした。もし現実にこういう事態が起こったら、こういう風になるのかもなあ…と思わせてくれるような、妙なリアリティに感じ入りました。
Posted by kazuou at 2006年04月26日 20:24
人類が滅亡してしまうものは破滅SFというよりも終末SFとしたほうがいいのかもしれませんねえ。
私も「終末のフール」は設定だけで買いましたよ。
Posted by Takeman at 2006年04月27日 16:43
こんばんは。

内容を全く知らずに手に取ったのですが、世界が破滅したり人類が滅亡する系の話は好きなので面白く読めました。
私も最終話の「深海のポール」は好きですね。息子に投げかける最後のセリフも泣かせますが、子どもの無邪気なセリフも対比してて良かったな~。
伊坂幸太郎は初めて読んだのですが、違う著書も読んでみようかなと思います。
Posted by TKAT at 2008年04月10日 20:15
TKATさん、こんにちは。
終末までの小康状態という設定は前例がいろいろとあるのですが、伊坂幸太郎らしいうまいところを突いてきた感じですね。
この本が楽しめたのであれば、他の作品も楽しめると思います。
Posted by TakemanTakeman at 2008年04月11日 18:39
 
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