物しか書けなかった物書き

カテゴリー │河出書房新社

なんでもかんでもSFにするな!って息巻いている人がいるようなんですが、ふと思い出したのがこの言葉。

What is S-F? Science Fiction? Fantasy? Yes----and much more.
S is for Science and Satellites, Starships and Space ; for Semantics, Society, Satire, Suspense, Stimulation, Surprise, above all----Speculation.
F is for Fantasy, Folklore, and Fate and Free Will ; Firmament,Fireball,Fission and Fusion ; Facts and Factseeking, Figuring, Fancy-free,and just plain Fun.


Judith Merril

そうか、なんでもかんでもSFにしてしまっちゃったのはこの人のせいだったんだ。

いや、とりあえずこの言葉好きなんで無理矢理こじつけてでも引用してみたかっただけなんですよ。

で、話は変わるけど……

物しか書けなかった物書き
ロバート・トゥーイ著 / 法月 綸太郎編 / 小鷹 信光〔ほか〕訳


いろいろな事情と思うところがあってもうひとつブログを作りました。 新しいブログで書いていることは、他愛もない書きなぐりの文章になってしまっていますが、興味のある方は新しいブログの方も見てやってください。 もうひとつのブログ --> abandonné cœur.

 
この記事へのコメント
 こんばんは、はじめまして。いつも読ませていただいているものです。
 今日、こちらの記事に関連した文章を書いたので、トラックバックさせていただきました。トラックバックってしちゃっていいのかなあ、といつも躊躇してますが、今回もどきどきです。なんだかすいません。

 引用されている英文、とてもいいですね。たぶん先日の論争(ぼかして書かれているので、こちらもなかなかはっきりと書かないほうがいいと思いまして)について書かれたのだと思いますが、ジャンルなんてこれぐらいの曖昧さと寛容さで考えていいんじゃないかと思っていたので、とても共感しました。
 というところで関連があると思ってトラックバックしたんですが、紹介されている本についてのトラックバックでなくて申し訳ないです。だめでしたら削除していただいていいので、そのときはお願いします。

 これからも新しい記事を楽しみにしてます。それではー。
Posted by 智洋 at 2007年03月30日 23:35
はじめまして。

いつか引用したいなあと思い続けていたので、丁度いいタイミングかなと思っただけで別に他意も悪意も何もないのですが、まあ善意もないですけど、それはともかくまだ私が若かった頃、ジュディス・メリルのこの言葉にはいたく感動したものです。
サイエンス・フィクションがSFと略されて、そして月日が流れてSFって何の略だ、なんて言われ始めた頃に飛び出した言葉でもあるんですが、SFの再発見というかなんだかそれじたいがSFっぽい話だなあと思ったりもします。
Posted by Takeman at 2007年04月02日 11:41
 
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