ゴールデン・エイジ 2 フェニックスの飛翔

カテゴリー │ハヤカワ文庫SF

ゴールデン・エイジ (2)

  •  ジョン C.ライト/

  • 販売元/出版社 早川書房

  • 発売日 2007-05


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1巻目では600ページも費やしながらも物語としてはほとんど何も進んでいないという状況だったけれども、この巻でも似たようなもの。いろいろと翻弄されるけれども、大枠の物語は全然進まない。
それというのもこの話が数千年もの未来の話で、その間に起こった様々な出来事が今回の事件に影響を与えている以上、どうしても数千年の間に起こった出来事を説明しなければならない。どおりでこんなにも長い話になるわけだとも思ったんだけど、どちらかといえばそういう設定の部分を作者が語りたがっているだけのような気もする。
前巻でも法律や契約というものにがんじがらめにされていた主人公なんだけれども、今回も追放の身になっても契約やら約束やらに振り回されている。そしてそういった部分が律儀に語られるので、どうやらこの作者、そういう手続きの部分をおろそかにしないタイプの人らしい。確かに話が長くなるわけである。
もっとも、これは作者の性格だけではなく主人公の性格にもよる部分があって、今回も主人公はいろいろと悩みまくるのだ。ますますもって話が進まないのだが、なんとか宇宙船を手に入れるところまではたどり着いた。後もう少しである。




いろいろな事情と思うところがあってもうひとつブログを作りました。 新しいブログで書いていることは、他愛もない書きなぐりの文章になってしまっていますが、興味のある方は新しいブログの方も見てやってください。 もうひとつのブログ --> abandonné cœur.

 
 
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