2009年05月26日12:30
思いも寄らぬところから時間SF物の物語が登場した。
扉を開けるとたまに違う時代へと通じる扉を開けてしまう女子高校生が主人公。扉といっても特別な扉ではなく、開けることが出来るものであればなんでも構わない。どんな扉でもドラえもんの「どこでもドア」に出来てしまってしかも時間移動も出来る能力だ。
しかし、この能力を制御することはできなく、しかも扉をくぐってしまうと、その扉そのものは消えてしまうので元の時代に戻るのが困難というやっかいな能力なのだ。
で、この能力を駆使して主人公が活躍するというのは半分正解で半分間違っている。
当初はシリーズ化の予定がなく、三話で終わる予定だったらしく、話そのものも三話目で一区切りがついていて、この三話分の話が良くできている。
主人公の元へ未来から来たタイムトラベラーがやってきて、そして過去に未来の持ち物を残してはいけないという原則をやぶってしまったことから、あこがれの先輩を死なせてしまう。主人公は何とかしてそれを阻止使用とするのだが、そこにこの世界における時間の性質設定が密接に絡んでくる。時間の性質設定そのものはそれほど新味はないけれども、ある程度の設定上の曖昧さを残しつつパラドックス回避の性質設定や、その設定を出し抜こうとする主人公達の試みがうまく出来ていて、次巻が楽しみなのだ。
時間の歩き方(1)≫
カテゴリー │漫画
- 著 榎本 ナリコ
- 販売元/出版社 朝日新聞出版
- 発売日 2009-04-07
思いも寄らぬところから時間SF物の物語が登場した。
扉を開けるとたまに違う時代へと通じる扉を開けてしまう女子高校生が主人公。扉といっても特別な扉ではなく、開けることが出来るものであればなんでも構わない。どんな扉でもドラえもんの「どこでもドア」に出来てしまってしかも時間移動も出来る能力だ。
しかし、この能力を制御することはできなく、しかも扉をくぐってしまうと、その扉そのものは消えてしまうので元の時代に戻るのが困難というやっかいな能力なのだ。
で、この能力を駆使して主人公が活躍するというのは半分正解で半分間違っている。
当初はシリーズ化の予定がなく、三話で終わる予定だったらしく、話そのものも三話目で一区切りがついていて、この三話分の話が良くできている。
主人公の元へ未来から来たタイムトラベラーがやってきて、そして過去に未来の持ち物を残してはいけないという原則をやぶってしまったことから、あこがれの先輩を死なせてしまう。主人公は何とかしてそれを阻止使用とするのだが、そこにこの世界における時間の性質設定が密接に絡んでくる。時間の性質設定そのものはそれほど新味はないけれども、ある程度の設定上の曖昧さを残しつつパラドックス回避の性質設定や、その設定を出し抜こうとする主人公達の試みがうまく出来ていて、次巻が楽しみなのだ。
いろいろな事情と思うところがあってもうひとつブログを作りました。
新しいブログで書いていることは、他愛もない書きなぐりの文章になってしまっていますが、興味のある方は新しいブログの方も見てやってください。
もうひとつのブログ --> abandonné cœur.