「ギブソン」

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オンライン書店ビーケーワン:ギブソン

「ギブソン」読了。このサイトも「ギブソン」で検索してくる人が結構いますが、「ゲッベルスの贈り物」がおもしろかった人なら、いいから読め。
「ゲッベルスの贈り物」「六色金神殺人事件」と読んできた身であれば「ギブソン」もどういう傾向の話なのかは、だいたい想像がつく。何も考えずに読んで、最後に「ああ、そうきたか」と気持ちよく騙されるのがこの本の正しい読み方でしょう。
相変わらず登場人物は薄っぺらで、なにが起こっているのがよくわからず、話の終盤まで次々と新しい人物が出まくるし、そんな馬鹿な、というような話でもあるのだけれども、伏線がきっちり、そしてあからさまに張られているので気持ちよく騙されたという気持ちになります。

こういう本が一年に一冊読めるといいのですが、次の新作も4年後でしょうか。


いろいろな事情と思うところがあってもうひとつブログを作りました。 新しいブログで書いていることは、他愛もない書きなぐりの文章になってしまっていますが、興味のある方は新しいブログの方も見てやってください。 もうひとつのブログ --> abandonné cœur.

 
 
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