アルファ・ラルファ大通りの脇道

昔ゲームも好きでした。
っていっても今でも好きですが、ゲームをする時間がないのでやっていないだけです。
そもそも一日は24時間しかなく、常に何かをしていてすべての時間は埋まっている、つまり予定表には空きはない。
そこへ何か新しいことをしようとするのであれば、今までやってきていた何かの時間を減らすしかないわけで、若くて体力がある場合、減らす時間というのはほとんどの場合、睡眠時間となるのですが、年取って体力が無くなると睡眠時間を減らすのは死活問題にも発展します。
そんなわけで、ゲームをする時間というのが少しずつ切り取られていって、今では全くなくなってしまったわけです。
あぁ、年を取るというのは少しずつ何かを失っていくものだとちょっぴり感傷的にもなったりならなかったり。
で、ゲームが好きな人間じゃないとこの本のおもしろさってのはわからないだろうなぁ。
SFじゃなかったのは少し残念だったのだけれど、青春小説としてみれば結構面白い話でした。
挿し絵がまた絶妙。物語の雰囲気を壊さずにうまく表現しています。挿し絵を入れて正解だったというか、うまくいった成功例じゃないかな。